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本インタビューは、InterBase World のWebサイトでMarina Novikova氏によって公開されたものを、Marina氏とJim氏の許可によって翻訳したものです。
Jim Starkey氏は言わずとしれたInterBaseの産みの親として、Firebird / Yaffilのプロジェクトメンバーに大きな影響を与えています。このインタビューの中ではオープンソースに興味がないとか、Firebirdには余り関わるつもりがないと言われていますが、2003年12月からはFirebirdの64bitCPU対応のためのVulcanプロジェクトに参加してます。DmitryやNickolay等の若手エンジニアとのコラボレーションに期待が高まります。
Marina Novikova氏はロシアの企業で英文翻訳とテクニカル・ライターをするかたわら、InterBase Worldの管理者をなさっています。Marina氏はInterBase Worldで、毎週のようにインタビューやレビューを更新されているのですが、このインタビューは、技術的なことやビジネスに関することだけでなく、各ゲストの人となりがよく現れていて、私はいつも楽しみにしています。
Marina Novikova: 学歴をお聞きしてもよろしいですか? また、これまで働いた中でどこが一番気に入っていましたか?
Jim Starkey: 私がコンピュータに関わり合うようになったのはちょうど高校生になった頃のことでした。地方の大学は政府から補助金をもらって、高校の生徒達にFORTRANを教えていたのです。一番最初にパンチカード(ググッてみてね)を打ったときは、曲がってしまったことを覚えています。最初に触れたコンピュータはIBMの7040だったのですが、とても大きな部屋を専有するくらいばかでかくて、そのくせメモリは全部で32Kバイトしかなかったのです。翌年私は15歳になったのですが、その時に最初のコンピュータ言語をデザインしました。その言語は機械語とアセンブラをまねしたものでした。それ以来ずっとコンピュータと関わり続けています。 私の学位は、実は純粋数学に関するものなんです。私の公式のコンピュータ・サイエンスに関するバックグラウンドは、たった一つの特別プロジェクトコース に関するものだけです。 私の最初の「本当」のコンピュータに関する仕事は、 インターネットの先駆けであるARPAnet のためのデータベースマシンを作り上げるためのプロジェクトに関する調査でした。それは、アメリカ・コンピュータ社( 7人の有名人による会社 ) で行われました。そこにいた間、Codd博士のリレーショナル・データベースに関する初期の論文に出会ったのです。リレーショナル・データベース理論は、ばかげたほどアカデミックな言葉によって論じられていましたが、いったんその姿を現すと、じつに純粋で、単純で、エレガントだということがよくわかりました。そんなわけで、コンピュータが最初に私にとりついて、2番目はリレーショナルデータベースだったというわけなんです。 私の第 二 の「本当」の仕事はDECでのものでした。DECはとても働きやすいところでした。それは、もうほとんど無政府状態といったほうがいいでしょうね。私は、 Datatrieve と呼ばれる非常に成功した製品を作り上げました。実はこれ、マネージャがばかげた政治的な策略のためにキャンセルしたんですが、それは何の意味も無かったんです。そこで私は次のような月次報告書を書き始めました「Problems:プロジェクトはキャンセルされた。これが元に戻せないのであれば、開発スケジュールに影響を及ぼすであろう」。やはり、それも何の役にも立ちませんでした。第 2 のバージョンは、予定どおりに出荷されました ( まだキャンセルされたままでしたが ) 。こんなにマネジメントが最善の努力をしているにもかかわらず成功する会社は賞賛に値しますよね。しかし、ゴードン・ベルが DEC を離れたので、私も辞める時がきたのを悟りました。
Marina Novikova: あなたは、非常に興味深いプロジェクト Netfrastructure にかかわってますね。こういえば当たっているのかわからないのですが、Netfrastructureは、 SMP に最適化された SQL ‐サーバで、Java サポートをビルド・インしたものなのでしょうか?
Jim Starkey: Netfrastructure の背景にある本質的アイデアは、コンテンツ、プレゼンテーション、それからロジックを分離することです。コンテンツは「コンテンツ・ストア」に存在しているのですが、それはJDBC に準拠したマルチユーザでSQL‐ベース、トランザクション‐ベースの「コンテンツ・ストア」なのです。我々はそれをデータベースとは呼んではいません、というのも私はデータベース・マーケットが大嫌いだからなのです。そういうわけで、それは「コンテンツ・ストア」なのです。コンテンツ・ストア、OK?プレゼンテーションは本当に気の利いたページ生成エンジンとJava仮想マシンに統合されたロジックによってハンドリングされています。全てのコンポーネントは共通のロール・ベースのセキュリティ・スキーマを共有しています。 データベース(えーと、コンテンツ・ストアね)のアーキテクチャーはInterbase/Firebirdとは根本的に異なるものです、それはコンピューティング・プラットフォームの根本的な変化を反映しているからです。私が最初のバージョンのInterbaseを設計してアポロ DN320に実装したとき、それは十分に速かったし、随分お金もかかったし、2メガバイトを使い切ったものでした。今では、地方の商店街で売っているような最も安価なマシンでさえ128MBのメモリを積んで、何百ドルかでギガバイトまで拡張することもできます。賢明な人でしたら、ギガバイトのメモリを2MBで利用するのと同じ使い方はしないでしょう。エンジンはシングルプロセスで、マルチ・スレッドに対応して、SMPに連動します。 Netfrastructureの別の側面で興味深いのは、アプリケーションのトポロジーが逆転するということです。アプリケーションはデータベース・エンジンの内部で実行されます。そう、あたかも巨大なストアド・プロシージャのようにね。JDBCメソッドの実行は半ダースの機械語なんだけど、実際にはスレッドスイッチ、コンテクスト・スイッチ、プロトコル・スタックを下っていって、プロトコル・スタックを上っていって、データベース・エンジンに対してサーバ・レイヤーから呼ばれ、検証されて、それから恐らく各ステップで引数が変換されて、そしてまた元に戻されているわけです。そんなわけで、我々は、 2、 3 ダースのナノセコンドと大体 10 ミリセカンドの間の差異について論じているんです。それは10の何乗にもになってしまう。どんなデータの移動に対してもこれは起きてしまう。それから、もちろんだけど、この仕事は徹底したセキュリティ環境の元で行われています。つまり、アプリケーション言語はサンドボックス の中で見事に動いて見せなくてはならないわけです、Javaである以上ね。そういうことで、自分でJava仮想マシンを書き上げてしまったのです。
Marina Novikova: みんなが言っていることですが、Netfrastructureを一から作り上げることで、あなたが元々 Interbase/Firebird で使われていて、もっとも理解しているマルチ・ジェネレーション・アーキテクチャのアイデアを実装するのを助けたのでしょうか。言い換えれば、あなたは、次世代の Firebird 開発者に対して、どうやって小さくて速いサーバーを作り上げればいいのかについて、わかりやすくデモンストレーションを行ったのでしょうか。私の言っていることは当たっているかしら?
Jim Starkey: 私は、マルチ・ジェネレーション・アーキテクチャのアイデアを実装するのを助けたわけではありません、確かに私はそれを発明しました。しかし、それは私が DECにいた時のことです。そうまだ私がInterbase を始める前のことです。DEC は、私と一緒にやろうとはしなかったので、結局自分自身でそれを作り上げました。 NetfrastructureとInterbase/Firebird の間の大きな違いは、 Netfrastructure がディスク上ではなくメモリ上でのマルチ・ジェネレーション であることなのですが、Interbase/Firebird はディスク上でジェネレーションを保持しています。この変更には 2 つの主な理由があります。一番目は、メモリが安くなって豊富に使えるようになったということ。二番目は、 Interbase は共有メモリを使わないクラスタ向けに設計されていたので、ディスクを使うしかなかったのです。そんなわけで、素晴らしいことに Netfrastructure は Firebird より最低でも 10 倍速くなったのですが、実は本当に重要なものは私がスイープについて説明する必要がなくなったことなのです。
Marina Novikova: そうすると、あなたの意見によれば、Interbase/Firebird のマルチ・ジェネレーション・アーキテクチャはサーバの開発上の妨げとなるのでしょうか?非常に多くの更新があった場合、ガーベッジ・コレクションは更に遅く予測できない状態になるということでしょうか。
Jim Starkey: とんでもない。あなたが InterBase/Firebird のディスク書込みの簡潔さをを伝統的なトランザクションログと比較するなら、マルチ・ジェネレーション は、簡単に勝つでしょう、それはディスクのオーバーヘッドがより少ないという統計で現れるでしょう。ブロックヘッドだけがボトル・ネックを作り出すでしょうが、 Interbase/Firebird は競合しているシステムと比べてより少ないブロックヘッドしか発生させません。
Marina Novikova: あなたは、 Java がデータベース・ウェブ・アプリケーション開発者にとって最も良い選択であると思いますか?
Jim Starkey: 絶対的で正統的なアーキテクチャがあるので、Java はすばらしい言語です、小さくてシンプル、そして堅固です。しかし、それが何にでも向いているかと言えばそうではありません。Javaは、アプリケーションの意味を表すためには非常に良いプログラミング言語です – 小さくて、シンプルで、優雅で、堅固。サンドボックス実行モデルは、アプリケーションコードが通常ふさわしくないとされる場所での実行を許します、データベース ( えーと、コンテンツ・ストアね ) システムの内部でのようなところでね。一方、 Java における文字列の扱いに関するパフォーマンスは悲惨なほどです、それからスレッド同期化のプリミティブな部分、2つ の状態を持つMUTEX も、哀れなほど遅いのです。Netfrastructure では、アプリケーション・ロジックのために Java を使用していますが、コンテンツ・マネジメントとページ生成に関してはC++を残しています、そのことは実装が物語っているんですが。
Marina Novikova: どうして、Interbase/Firebird のインデックスはユニ・ディレクショナルなのでしょう?またどうして、Interbase/Firebird のインデックスはバランスド・ツリーではなくて、シンプル・ツリーなのでしょうか ( 我々が利用可能なソースがある、現在のバージョンでも確認することができるのですが )? それは、 Interbase/Firebird アーキテクチャの制限によるものなのですか ?
Jim Starkey: それは全て1 つの個人的な見解に還元されます : 私は、チューニングが嫌いなんです。コンピュータやソフトウェアは、スマートであるべきだと思っています ( 最適化なんてことについて考えなくてもすむようにね ) 。 この問題は、クラスタ化インデックスと非クラスタ化インデックスの対立なのです。伝統的なデータベース・インプリメントは、インデックスページとデータベースページの間でインデックスが飛び跳ねて歩き回らなくてはなりません。開発者はそのことを非常に迅速に学んだのですが、このことはディスク・アクセスにとって大変悲観的な結果をもたらします。そのため、彼らはレコードの物理的オーダがインデックスオーダと一致するように、クラスタリングを発明したのです。しかしこのことはスペース管理の問題と、ページ・オーバーフロー、 書き戻しのストラテジー、最適化の問題、それから全般的な混乱状態へ陥らせました。データベースのユーザは、物理構造、論理構造、アクセスパス・ストラテジー、それからインデックス設計を計画しなければならなくなってしまいました。そして、それらが必然的に引き起こす悪い結果に対して、データベース開発者はユーザの設計が悪いと非難したわけです。 そんなわけで私は、代替インデックス技術を開発したんですが、 それはbtree を Datacomputerの 反転と結合したものです。全般的なアイデアは、非常にシンプルなものです。インデックスとデータページの間を渡り歩くよりむしろ、インデックスは最初にスキャンされて、スパース・ビット・ベクターにおいて選択されたレコードを示すビットをセットし、ビット・オーダーに従ってレコードを処理し、それはまたディスク上の物理的配置にしたがっているわけです。このことは、いくつかの大きな勝利の鍵を持っています。一番目は、全てのインデックスは、うまく取りまわされたクラスタ化インデックスのように動作します。二番目には、インデックスバケットは、 二相ロッキングに支配されません。三番目に、ブーリアン、つまり「AND」と「OR」に関する操作について、ビットマップを媒介として実質的にコストなしに実行可能となります、つまりオプティマイザーが代替インデックス間で選択をする必要性そのものを消去してしまうのです。 そんなわけで、それは全く問題とならないのです、つまり最低でもインデックスが昇順か降順かということについてはね。インデックスが最初にスキャンされ、それからレコードがその次にフェッチされます。あなたがレコードを並び替えたいと思うなら、物理的順番でレコードをフェッチしてそれを並び替えるこの方法は、ランダムアクセスと共にディスクアームを鳴らしてフェッチするよりも「いつでも」速いのです。そして更に多くのレコードが関連し、さらに多くのソートがあれば尚更です。 インデックスの中を渡り歩くことが意味をなす唯一の時間というのは、あなたが 何百万ものレコードの中で、最初のいくつかを問い合わせた時だけです。実際のところ、これはdBase エミュレーションをしていた間は、デフォルトで起こりうるケースでした。そんなわけで、我々は賢明にも、バイナリ・アクセス言語を付加し、こうしたケースを理解するオプティマイザを準備し、インデックスを渡り歩いているのです。 Interbase/Firebird は普通の btree ( 元々バランスがとれている ) です。私は、バケットを空にして再結合するためのコードを書きませんでした。なぜなら、データの統計が通常安定していて、従って、スペースは再使用されるであろうし、もっと他に私が行うべき多くの重要なことがあると思ったからなのです。いつかは、重要なことをやり尽くして、バケットの再結合に手をつけることになるだろうと、信じていますが。
Marina Novikova: Interbase/Firebird は、完全なリレーショナルDBMS ですよね? 結局のところ、Forced Writesオプションが有効でない時、各トランザクションはそれぞれのコミット後に必ずしもセーブされるとは限らないわけですが。ACID におけるD は、 Durability を意味しているので、トランザクションがコミットされるなら、それは小さなハードウェア・エラーの場合には失われないことが確実でなくてはなりません。Interbase/Firebird においてはForced Writes をしなければならないわけですが、しかし、これは、オペレーションのスピードを減少してしまいます。このことについて何かお話し頂けますか?
Jim Starkey: そうですね。Interbaseは、信頼性の高いディスクを持つ堅牢なオペレーティングシステム上で動くように設計されましたが、Unix では、これは、パフォーマンスと絶対的信頼性の間でのトレード・オフを意味しました。私は、トレード・オフが好きではないのですが、そこにはそれがあったわけです。シリアル・ライト・ログ は、トレード・オフをほとんど消去するでしょうが、クラシック・モデルにおいてはそれを実行することは不可能です。Netfrastructure は、シリアル・ライト・ログのためのアーキテクチャーになっています。しかし、バッテリバックアップを持つ Linux はこれまで決してクラッシュしたことがありませんので、私は自分のトロくさいインプリメントのおかげで、睡眠時間を削られずにすんでいます。
Marina Novikova: Interbase 6 のソースコードが公開された後で、多くの興味深いものがあることが分かりました、不幸にも実現することがなかったものですが、例えば、式に対するインデックス、 双方向のカーソル、 XNETや、その他のものです。どうして、それらの開発者がそのアイデアを完成しなかった、と思いますか? これは、アーキテクチャの制限によるものですか、あるいは時間が足りなかったとか、または他の何かの不足のためだったのでしょうか? それから、あなたは、 オープンソースのDBMS についてどうお考えですか? Linux は今上昇傾向にありますが、オープンなデータベースは今後、DBMS マーケットのかなりの部分を占めると思いますか ?
Jim Starkey: オープンソースプロジェクトのアキレス腱は、意思決定の方法にあると思います。コンセンサスに最も依存しているのですが、革新に関するコンセンサスは、とてもとても難しい。そんなわけで、オープンソースプロジェクトは、標準化へ向かう傾向があると思っています。Linux は、良くも悪くも、Posix と Unix に基礎を置いている。OK 、それらは20 年間の間に陳腐化してきたものだが、ふーむ、たしかにうまく動いています。一方、 SQL はテーマではあっても標準化されていません。現実の標準は、あらゆる目的に対してほとんど役に立たないもので、インタオペラビリティに沿って作成されたものにすぎないのです。確かなことは、プロジェクトを組織化するために必要なものは何もないということなのです。 データベース ( とコンテンツ・ストアね ) システムが扱うべき重要で、興味深い問題は山積みです。例えば、ウェブの基礎は検索です。どのようなデータベースシステムが、オープン・コンテクスト検索をサポートしているでしょうか? 私が知る限り、一つだけです。どのようなデータベースが、ユーザープロファイルに基づくデータを自動的にフィルタリングするでしょうか? 私が知る限り、一つだけです、それはコンテンツ・ストアと呼ばれています。 Firebirdの連中は、セキュリティ・ホールをふさぎ、システムを安定させ、バグを修正し、問題点を取り除く良い仕事をしてきました。そのシステムは、うまくマイナーチェンジすることを必要としていて、いまではそれは一つの答えを持っています。しかし、私はそういったことによって、データベース・テクノロジーにおける世界的リーダーとしての Interbase の伝統的な役割が取り戻せるとは思いません。Interbase/Firebirdは異種接続性、 二相コミット、カスケーディング・トリガ、ユーザー定義関数、イベント・アラータ、BLOBフィルタ、配列サポート、 双方向のマルチベンダーゲートウェイ等を持つ最初のデータベースでした。しかしその後、私はオープンソースプロジェクトが革新を促しているのを全く見ていないのです。 私はこれが少し難しいことだということを知っていますが、私はオープンソースプロジェクトとしての Interbase を決して開発することはないでしょう 。私は政治家ではなく技術者です。私は、自分が急進的な新しいデータベースアーキテクチャに関してコンセンサスを作らなかったということを強く確信しています。私は革新を信じ、そして革新は、一貫したビジョンを必要としています。私はオープンソースの中でそうしたビジョンを見たことがありません。しかし、私はこれだけは知っています。Firebird がクラシックとスーパー‐サーバのコードベースを分離しない限り、どちらも、どこへ行くことも出来ないでしょう。それぞれが、他方の開発を抑制してしまっているからです。
Marina Novikova: あなたは、そうした多くの発明に満足していますか? Netfrastructure ではあなたの夢やアイデアを実現したわけですが、Interbaseと Firebird の開発をどのように評価していますか? あなたがFirebirdの発展を見ることは興味深いことで、喜ばしいと思っていらっしゃるのでしょうか?例えば、アーキテクチャの変更のような重要な改善、メインバグの修正、 DSQL の拡張、パフォーマンスの改善等々ですが。
Jim Starkey: 私は、一群の発明をしてきましたが、それら全てを愛しています。VAX Datatrieve は、 VAX を離れて存続し、オラクルの爪から逃れ、 DECを離れて存続し、コンパックを離れて存続し、そしてHPの製品としてまだ生き続けています。私はVAX Datatrieveを気に入っています。それから、私にはとんとわかりませんが、どういうわけか PDP-11 のDatatrieve は、同じくまだ利用可能です。私はそのこと自体にとても驚いています。開発者が Firebird の様々な部分の周辺に腕を伸ばすのを見ることは、興味深いことですが、私は、誰かがFirebirdと共に走り出すのを待ち続けています。おそらく、誰かがそうするでしょうね。私が Firebird に活発にかかわっていたなら、自分がしただろうと考えているのは以下のような事です :1. シャム双生児となっているクラシックとスーパーサーバを分割すること、それによってそれぞれが生きながらえることが出来る。2. SQL をふさわしいエンジンに移動する間、レガシー・インタフェースとして BLR を維持すること。DSQL を捨てること。3. 2 レベルのネーム・スペースを導入すること4. スーパーサーバに対する知的に防御できる、有効なセキュリティを実装すること5. トリガ、ストアド・プロシージャ及びUDF のために Java バーチャル Machine を埋め込むこと6. スーパー‐サーバのためにシリアル・ライト・ログを実装すること ;書込みに注意を払わなくてもいいように
Marina Novikova: あなたは、オリジナルの Interbase アーキテクチャにおけるいくつかのあなたのアイデアが次の開発者によって不正確に理解され、もしくは誤って実現されていると思いますか?
Jim Starkey: どちらもないですね。アイデアもアーキテクチャも、最初から十年間にわたって利用可能なプラットフォームに完璧に適合していました。私が別のデータベースシステムを作らなければならなかったのでしたら、アポロ DN320 のために、マルチ・レベルなネーム・スペースを持つネイティブなSQLを作ったでしょうね、でも、他のものほとんど同じになったでしょう。 私が現代のマシン上ですべてをやり直さなければならないのであれば、再びすべての点で Netfrastructure を書くことになるでしょうね。しかしその時は、システムテーブルをケース・インセンシティブにするでしょう。それから、インデックスキーに関するアンの言うことを聞かないといけないですね。
Marina Novikova: Interbase/Firebird/Yaffilのコミュニティ全体に対して、望んでいることがあればお聞かせ下さい。
Jim Starkey: 過去から学びなさい。将来のために設計しなさい。もはや1984 年ではないのです。それにふさわしい扱いをしましょう。
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Firebird 1.5は、フル機能を備えたSQLデータベースエンジンです。軽量で、設定や管理に最小限の労力しか必要としないにもかかわらず、大変強力です。シングルユーザーによる単一のデータベース利用から全社規模のエンタープライズ向けシステムまで、容易に拡張可能です。1つのFirebirdサーバは、それぞれが複数のクライアント接続を持っているような、複数の独立したデータベースを扱うことができます。なによりもFirebirdは真のオープンソース製品であり、商業使用も含め一切のライセンス使用料は必要ありません。 |
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ダウンロード: Firebirdパッケージはこちらをクリックして見つけることが出来ます ドキュメント: 詳細はこちらのリンクをご覧下さい ライセンス: The complete IPL ツールと管理プログラム: こちらのリンクをご覧下さい コミュニティ: ニュースグループとメーリングリストはこちらに一覧があります |
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| (c) 2003 by The Firebird Project. All names of products and companies mentioned herein are trademarks of their respective owners. Firebird プロジェクト・ホームへ戻る
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Firebird動作検証資料 |
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|
Win系 |
1.5.1 |
1.5.0 |
1.0.3 |
ミドルウェア |
|
Win 2k Pro |
○ |
○ |
○ |
・Delphi5Pro UP2 + IBX(Delphi5・6付属品) |
|
Win 2k SV |
○ |
○ |
・Jsva/jsp+JDBC | |
|
Win XP Pro |
○ |
○ |
○ |
・Delphi6Pro UP2 + IBX(Delphi6付属品) |
|
Win XP HOME |
? | ? | ||
|
Win 98 |
○ | ? | ・Firebird .NET Provider1.5.2 for .NET Framework1.1 ・VB.NET2003 |
|
|
Win Me |
? | ? | ||
| RedHat系 |
1.5.1 |
1.5.0 |
1.0.3 |
ミドルウェア |
| Redhat7.x以前 |
△ |
○ |
||
| Redhat8.0 |
○ |
○ |
・D6/IBX ・PHP4 |
|
| Redhat9.0 |
○ |
○ |
・D6/IBX ・PHP4 |
|
| FedoraCore1 |
○ |
○ |
・D6/IBX ・PHP4 ・PHP5 |
|
| Redhat9.1 |
○ |
|||
| RedHat Enterprise系 |
1.5.1 |
1.5.0 |
1.0.3 |
ミドルウェア |
| AS2.1 |
△ |
○ |
||
| AS3.0 |
○ |
|||
| ES2.1 |
△ |
○ |
||
| ES3.0 |
○ |
|||
| WS2.1 |
△ |
○ |
||
| WS3.0 |
○ |
|||
| SUSE |
○ |
|||
|
○ |
||||
| Knoppix系 |
1.5.1 |
1.5.0 |
1.0.3 |
ミドルウェア |
| 中神仕様 |
○ |
|||
| Debian 系 |
1.5.1 |
1.5.0 |
1.0.3 |
ミドルウェア |
| Debian GNU/Linux 3.0 | ○ |
? |
・PHP4/ODBC | |
| Free-BSD系 |
1.5.1 |
1.5.0 |
1.0.3 |
ミドルウェア |
| HPUX系 |
1.5.1 |
1.5.0 |
1.0.3 |
ミドルウェア |
| Mac-OS Darwin系 |
1.5.1 |
1.5.0 |
1.0.3 |
ミドルウェア |
| MacOS X 10.3.5 Panther | ○ (※2) |
– | – | ・IBConsole ・IBOConsole ・PHP5 – ibase関数群 ・ODBC ・C API |
| net-provider系 |
1.5.1 |
1.5.0 |
1.0.3 |
ミドルウェア |
| sinixz系 |
1.5.1 |
1.5.0 |
1.0.3 |
ミドルウェア |
| solaris-sparc系 |
1.5.1 |
1.5.0 |
1.0.3 |
ミドルウェア |
| solaris-x86系 |
1.5.1 |
1.5.0 |
1.0.3 |
ミドルウェア |
| 募 集 | ||||
| 当ページでは、動作実績情報を募集しております。「動作確認及び動作しませんでした」の情報があればFirebird日本ユーザー会のメーリングリストか当ページの管理者までメールしてください。 | ||||
| *1 GCCをgilbc 2.3.2-4以降の構成に入れ替えると、動作する所までは確認できています。 ※RedHat7.3での構築方法についてはこちらのドキュメントが参考になります。 |
||||
| ※2 但し、ClassicServer版のみ。ソースからビルドしてもSuperServerでは動作しない。動作しない状況はNPTL関連のものに酷似しているので、まさにそうだろう。PHPと一緒に使う方法などはこちらを参考に。 | ||||
| 注)本資料はFirebirdユーザー会メーリングリストでの情報を基に作成した資料であり、動作保証するものではありません。 また、各ミドルウェア固有の問題に関する検証資料ではありません。 |
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Firebirdのインストールなどに必要なリソースのダウンロードのためのリンク集です。
最新の情報は出来る限りソースフォージのFirebirdプロジェクトで確認して下さい。
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ダウンロード (SourceForgeエリア) |
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Firebird 2.5系 |
現在の最新版は、Firebird 2.5.2です。 Firebird 2.5.0日本語インストーラ(Windows32ビット版) Firebird公式サイトのページ |
Firebird 2.1系 |
現在の最新版は、Firebird 2.1.5です。 |
Firebird 2.0系 |
現在の最新版は、Firebird 2.0.7 です。(すでにEOLです) |
Firebird 1.5系 |
現在の最新版は、Firebird 1.5.6 です。(すでにEOLです) |
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管理ツール & ドライバ |
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FlameRobin 0.8.3 |
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Firebird .NET Data Provider |
Version 2.1.0 for .NET 2.0
Version 2.5.0 Alpha 2 for .NET 3.5/2.0
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JayBird
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Jaybird 2.1.6 (Critical)Patch release, 19 July 2008. Details HERE.
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■Redhat Linux9 用 PHP4.2.2 RPM — InterBase / Firebird Support Redhat Linux9 付属のRPM(php-4.2.2-17.i386.rpm)では、interbase関数のサポートがされていないため、SPECファイルを編集してRPMを作成してみました。 php-4.2.2-17.1.i386.rpm インストール後に、/etc/php.iniを編集して、以下の行を追加して下さい。 ; Dynamic Extensions ; Apaceh2.0対応なので、–with-DEAPIオプションがいるのかいらないのか不明ですが、合わせて追加してあります。 ※RPM4は今回初めてさわったのですが、rpm -ba とかではなく、rpmbuild -ba とコマンドが分離されていたので、少々とまどいました。 by T.Hayashi (2004/2/1) ■マルチバイト関係Configure追加 ‘–enable-mbstring’ ‘–enable-mbstr-enc-trans’ ‘–enable-mbregex’ 上記のオプションを有効にしたRPMは以下になります。 php-4.2.2-17.2.i386.rpm specファイルはこちらです。 by T.Hayashi (2004/2/7)
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■BLOBのインサートテスト (2004/1/17 林 務) |
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firebird-jp-generalに投稿した、BLOBのインサートに関するテストプログラムとレポートです。 BLOB_INSERT_TEST_0-2.LZH (IBX版) ・使用方法 ②DM_BLob.iniを編集して下さい。 [DATABASE] 説明の必要はないかと思いますが、先ほどのファイル配置に合わせて変更し、またIDとパスワードを適宜設定して下さい。 ③BlobIns.exeを実行して下さい。 ■テスト(1) — Delphi6 + IBX6.08 サーバはローカルのFirebird 1.0.3へ マシンスペックは、Pentium4 2.4G + Mem 1GB + Diskは新品のSeagate 160GBです。 10万レコードのインサートを行った結果が以下のようになりました。
— 100000回 Insert の平均 : 21.23ミリ秒 ファイルのサイズは以下のようになりました。 2004/01/17 14:21 2,048,008,192 BLOB1.FDB ■テスト(1)-2 — Delphi6 + IBX6.08 10万行インサート後の追加 テスト結果(1)の10万行インサート後に、再度コネクトし100行のインサートを行った。 — 100回 Insert の平均 : 30.05ミリ秒 ■テスト(1)-3 — Delphi6 + IBX6.08 with Firebird 1.5 RC8 テスト(1)-1と同一の内容を、Firebird 1.5 RC8で行った結果。
— 100000回 Insert の平均 : 10.75ミリ秒 ■テスト(1)-4 — Delphi6 + IBX6.08 with Firebird 1.5 RC8 1万行インサート後の追加 テスト(1)-2と同一の内容を、Firebird 1.5 RC8で行った結果。
— 100回 Insert の平均 : 16.47ミリ秒 ■テスト(2) — Delphi6 + BDE BDE版の結果です。接続方法をBDEに変更した他、BDEでのLocalhost指定がエラーとなるため、ローカル接続で計測しました。 — 100000回 Insert の平均 : 33.99ミリ秒 ■テスト(2)-2 — Delphi6 + BDE 10万行インサート後の追加 テスト結果(2)の10万行インサート後に、再度コネクトし100行のインサートを行った。 — 100回 Insert の平均 : 2006.08ミリ秒 ログは以下のようになっています。 0回目Insert時間 — 198465ミリ秒 ■テスト(2)-3 — Delphi6 + BDE with Firebird 1.5 RC8 テスト(2)-1と同一の内容を、Firebird 1.5 RC8で行った結果。 — 100000回 Insert の平均 : 22.01ミリ秒 ■テスト(2)-4 — Delphi6 + BDE with Firebird 1.5 RC8 10万行インサート後の追加 テスト(2)-2と同一の内容を、Firebird 1.5 RC8で行った結果。 — 100回 Insert の平均 : 2023.61ミリ秒 ■考察 テスト(1)とテスト(2)で有意に差があるのが、10万件インサート後の再インサート時の問題です。BDEでは、0からのインサートではIBXより遅いものの平均してそれなりの速度でインサートに成功しています。しかし、いったん切断した後で再接続しインサートしようとした場合、1件目のインサートで極端に遅くなります。IBXも確かに再接続後の1件目が少し遅いのですが、問題とならない範囲です。 |
旧Firebird日本ユーザー会サイトから移行した過去記事です。内容は当時の記録です。記事内のリンクなどはリンク切れなどにご注意ください。
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本インタビューは、InterBase World のWebサイトでMarina Novikova氏によって公開されたものを、Marina氏とPaul氏の許可によって翻訳したものです。
Paul Beach氏はボーランドでInterBase部門のマネージャーをやっておられました。2000年にボーランドがInterBaseをオープンソースとする直前に、経営陣と対立して辞職し、その後Ann Harrison氏とIBPhoenix社を立ち上げFirebirdプロジェクトを支援しています。
Marina Novikova氏はロシアの企業で英文翻訳とテクニカル・ライターをするかたわら、InterBase Worldの管理者をなさっています。Marina氏はInterBase Worldで、毎週のようにインタビューやレビューを更新されているのですが、このインタビューは、技術的なことやビジネスに関することだけでなく、各ゲストの人となりがよく現れていて、私はいつも楽しみにしています。
Marina Novikova: まず、ご自身のことをお話下さい。趣味は何ですか、音楽はどんなものをお聞きになりますか、お気に入りの本(あるいは作家)はどんなものですか?
Paul Beach: 私が仕事以外で時間を一番割いているのは多分ガーデニングでしょうね。UKでは「アロットメント」と呼ばれているちょっとした家庭菜園をみんなが持っていて、19世紀に遡るんだけど、政府が家庭菜園割当法を制定したので、十分な大きさの庭を持っていなかった地方の人々に土地を割り当てて( そのために必要なだけの土地があったばあいだけどね ) 野菜を育てることを奨励したんですよ。私と妻は、現在 2 つの家庭菜園を運営していてよく育っています、自分たちで食べる分の全てをまかなうほどではないですけどね。 アスパラガス から ズッキーニまで、それからストロベリーやラズベリーなどの柔らかい果物なんかを作っています 。一般的に冬の間はやることがあまりないんだけど、それは春になって成長の季節がくるとめちゃめちゃ忙しくなるからなのかもしれないね。この話が退屈だったら、私は速い車が好きだって事を話そうかな。最近、TVR Chimarea 5.0のオーナーになったんだよね (http:/www.tvr-eng.co.uk を見てね。ただし、最近サイトが再構築されて、とーーーっても遅くなってしまったんだけど)
音楽に関しては、私はパンク世代なんで、私の 10 代の頃はパンクを聞いて、それからバンドを見に行って過ごしたんだ、クラッシュ 、ジャム、 スティッフ・リトル・フィンガーズ メンバーズ、 ジョイ・ディビジョン、 ラモーンズ等々、今でも聞いてるよ。それからもっと最近の音楽に関しては、レディオヘッド、プラシーボなんかのインディーズ・バンドを聞いてるよ。
本に関しては、私の学位は英文学なので、とってもたくさんの本を何年もの間に読んだよ、しかし、お気に入りは、パトリック・オブライエン 、フランク・ハーバート、 ウィルフレッド・オーエン、 バルザック、 ウィリアム・ゴールディング、アイザック・アシモフ、シェークスピア、ジョン・ドン、及び、トーマス・ハーディなんかだね ( 別になんでもありってわけじゃないんだけどね)。
Marina Novikova: ビールは飲みますか?もしそうなら、どんなのがお好きですか?
Paul Beach: 私は、元々は英国北部の出身なのですが、今は南部に住んでいます。ご存じない方も多いと思いますが、南部で出されるビールは北部とは全然違うんですよ (ちょっとした南北分断だね) 。私はもう何年も南部で生活しているますが、まだ南部のビールに慣れないんで、そのため私は主に白ワイン ( new world sauvignon blanc ) で押し通しています。にもかかわらず、両親に会うために北部に戻ったりするときは、地元のパブにふらりと立ち寄るのが大好きなんです。私は、英国のビターの全てを原料として、TetleyビールがLeedsで醸造された時のことに想いを至らせたりするんです。それからTheakstonビールもお気に入りなんですよ。
Marina Novikova: 今までもらった中で一番おかしかった(あるいは変な)プレゼントは何ですか?
Paul Beach: 私の妻によって地方の病院から救助された 2 匹の白黒の子猫。そいつらは元々野良猫だったので、とっても危険だった。爪と牙がすごくてね。そいつらは 6 ヶ月もかからずにソファーを木片に戻してしまったんだ、しかし、それ以来ずっと私たちは家で猫を飼っているんですよ。
Marina Novikova: 人生の中で、もっともエキサイティングだった日とか、最もすばらしい瞬間とかを覚えてらっしゃいますか?
Paul Beach: おそらく、私が大学でガールフレンドとよりを戻したときだろうね、我々は6 ヶ月位の間別れていたんだけど、私は彼女が私とのことを考え直してくれるといいなあと思っていた。彼女は考え直してくれて、彼女は今私の妻になっていて、そして、私たちはもう 21 年間以上いっしょにいるんだ。
Marina Novikova: どんなことが嫌いですか?人々がどんなことをするとイライラしますか?
Paul Beach: アイロンかけ ? こう言えば十分。感謝されない仕事。それから、他の人々については ? 何かをすると約束しながら、結局それをやらない人 。
Marina Novikova: 自由に使える時間がいくらかでもあったら、どんな風に使いたいですか?
Paul Beach: 家庭菜園だね。
Marina Novikova: 大きな夢というのは何かありますか?
Paul Beach: 激しい無意味な競争から抜け出すために十分なだけ稼いで、そして、どこか静かなところでちょっとした土地と小自作農地 ( 小さな農場 ) を買いたいですね。
Marina Novikova: Ann Harrisonは比較文学の学士号を持っていると言っていましたが、あなたの学歴をお聞きしてもいいですか?また、どうしてハイテク分野で仕事をしようと思ったのですか?
Paul Beach: 私は、 ノッテインガム大学で英文学の学士号を取りました。私がハイテクに関わるようになったのは本当に偶然で、私が大学を卒業したとき、私は、ジャーナリストになるつもりだったんですよ。しかし、80 年代初期にこの仕事はなかなか見つからなかった。それで私の友人が「システム アシスタント」の仕事を持ってきたんだ、その会社は新しい会計システムを製作していました( 「システムアシスタント」は雑用係ってところだね)。 私は、結局UKで初めての DEC VAX 11/750 のうちの一つで仕事をすることになって、DEC のプロフェッショナルになったんだ。私はそれがとても楽しかったので、夢中になってしまって、後ろを振り返ったりはしなかったね。
Marina Novikova: いつから、また、どうして、あなたは、 Borland で働き始めた (あるいは Borland を辞める前に、元々の ISC における仕事を始めた)のですか?
Paul Beach: 私は元々のISCで働いたことは無いですが、Cgnos社によってInterBaseに関わるようになったんです。Cognosは何年間にもわたって製品の代理店をしていました。Cognos社で私はリレーショナル・データベーステクノロジーの上級コンサルタントをしていました。
BorlandはCognos社から私を雇い入れたんだけど、ちょうどヨーロッパのサポート部隊を組織するためにアシュトン・テイト社を獲得した直後だったんだな。その部隊はヨーロッパのInterBaseの顧客の面倒をみることになっていたんです。1995年の初頭に彼らは私を窓際に追いやって、その6ヶ月後に雇い直したんですよ。私は2000年1月に辞職するまでボーランドにとどまって、様々な管理的な地位を経験しましたんですが、私がボーランドにいた間、上位の経営陣が何をしているのか全くわからないことが何度もありました。
Marina Novikova: その時には、どんな職務があなたに与えられたのですか?
Paul Beach: ふー ? Borlandで私は多くのことをしましたが、ヨーロッパでのInterBase向けのサポートの面倒を見ることから始まって、それから世界規模でのInterBaseのビジネスの再構築をやり、製品マネジメントとマーケティングをやって、立ち上がったばかりのInterBase部門を運営して・・・。私はボーランドでの仕事は大体楽しかったと思っています、とてもダイナミックなところで時を過ごしたと思っているし、いつもテクノロジーの刃の上に立っていたわけだからね。それに、私はとても多くのことを学んだんです、特にボーランドで働いている少数だけどとてもクレバーな人々から、また間接的にボーランドに関わっている人々からね。
Marina Novikova: 自分の人生を3語で表すとしたらどうします?
Paul Beach: 分裂気質(かたぎ)。
Marina Novikova: これまでに百万遍も聞かれたことだと思うんですが、お聞きします、どうしてボーランドを辞めたのですか?チームを離れたとき、ボーランドがソースコードを公開すると思っていましたか?
Paul Beach: InterBaseの歴史の中で、Del Yokamが担当していた期間があり、InterBase はボーランドとは別の子会社として一度存在したことがあった。私たちは多くのファンをその時も持っていたし、とても一生懸命仕事をしたので、私たちは少なくとも自分たちの運命について責任を取らなくちゃならなかったんです。Yokmanが私たちを飲み込むことを決定したので、多くの仲間が辞めることに決めたんだけれど、まあ全員というわけではなかった。幾人かの居残った人間が、どうにか残っているチームをまとめて製品を前へ進めようとしていたんだ。
1999年初頭のある時点で、新しいInterBase部門のゼネラルマネージャになることを求められたんだ、ボーランドはDale Fullerの下でなんとか落ち着こうとしていたときだった。しかし2000年の1月になって、私はとても難しいポジションに立たされたんだ。それはDale Fullerにとても出来そうにない事をやるよう求められたからだったんだが、彼はまた私たちとの間で結ばれた約束を果たさなかったのさ。私は(ボーランドが彼らを放り出したにもかかわらず)InterBaseを支持しているInterBase部門の社員に対して、自分が辞職するその時までは責任があると感じていたのだけど、それからほとんどのInterBase経営チームの他のメンバーが辞職して、それからサポートスタッフが辞職して、それからほとんどの技術者が辞職して・・・。これについては確かに同情すべき点があったと思うよ。
私たちのほとんどがいなくなってしまう前に、幾人かがInterBaseをオープンソースにしてはどうかという提案をしていたんだ。Red HatがちょうどIPOを成し遂げたときで、Daleはその考えを気に入って、もっと詳細に調査することを決定した。この調査の一部として、私はDaleにAnnと一緒にInterBaseをオープンソース製品として扱う新会社の設立を進めることを聞かされたんだ。
Marina Novikova: InterBaseロードマップを見ていると(http://www.cvalde.com/IbRoadmap.htm) あなたはAnn Harrisonと一緒にIBPhoenixの基礎を構築しましたね。現在の職責はどうなっていますか?何か他のことをしたいと思っていますか?
Paul Beach: Annと私は今でもIBPhoenixを運営しています、そして会社はゆっくりとですが成長し続けています、私たちはいまこの数年間の間出来なかったことを出来るようになっています、特にFirebirdを育てるためのサポートと支援に関してですが。私はまたJim StarkeyとNetfrastructureの仕事をこつこつとやっています、それから製品の市場を開拓したりとかいろいろと、ね。
Marina Novikova: 3語で今の生活を表すとしたらどうなりますか?
Paul Beach: 熱狂的。一言で済むときに3語をどうやって使えばいいか勉強するように言ってくれてもいいですよ。:-)
Marina Novikova: InterBase は、ポピュラーな RDBMS であり、そして、 ボーランドは、世界中で何百万ものコピーを販売しています。なぜ、いまだに InterBase の英語の本がないのでしょうか ?
Paul Beach: 私が学者ぶっていうことじゃないんですが、ボーランドは実際には数百万も売っていません、おそらく、 1 年に数十万で決して数百万にはならないですね。
種まき戦略として、多数の InterBase サーバが開発ツールによってタダで配られたことを思い起こして下さい。これは、おそらくここ数年の間 InterBase に起こったことでは一番いいことだったんじゃないかな。たとえ、それが偶然に起こったことだとしても・・・。それから、こういうことはよくあることなんだけど、今日の販売数はとっても疑わしいと思ってるね。特に、ユーザーと開発者には今では選択肢があるのだから。
私はどうして英語の本がないかを知らないんだけど、おそらく Bill Karwin と私が本を書く余裕を見つけることが出来なかったからじゃないのかな。
Marina Novikova: InterBase7はMSSQLの価格と比較してみると、ちょっと高いように思います。TPCテストによればInterBaseはMSSQLより性能で劣っているんですが、このIBの価格体系についてお話ししてもらうことは出来ますか?IBの独特の適用範囲や、マネージャーの思考の停滞、あるいはマーケティングのトリックである「高いことはいいことだ」などによって、それを説明することは可能でしょうか?
Paul Beach: 最初に言っておかなくてはなりませんが、TPCテストはパフォーマンスの指標としては全く役に立ちません。TPCテストは大体にして現実の世界で実際に書かれているアプリケーションを反映していません。ベンチマークは常に実際にあなたが使っているアプリケーションで行わなくてはなりません、TPCの数字ではなくてね。
InterBaseの現在のマーケティングと価格設定のポリシーはそれがオープンソースとなる前と比べてあまり変わっていないようです。外部の人間の視点から見ると、InterBaseがオープンソースになる前を見ていたとしたら、いま見ているものと同じです。ほとんど何も変わっていない。ボーランドの視点から見ると、あたかもInterBaseはオープンソースになっていないかのようで、例えていうと、何も起こっていないとでもいうか。でもそれは確かに起こって・・・、Firebirdがその証拠として生き続けているんです。
Marina Novikova: InterBaseを生業としている開発者にはどうしてこんなに仕事が少ないのでしょうか?例えばwww.job.comで探してみるとまったく見つかりません。このことをどうお考えですか?
Paul Beach: 何年にもわたってInterBaseを含む仕事の広告は増えてきています。あなたが InterBase について調べたのであれば、何も見つけられなかっただろうと、私は思いますよ。そういうやり方はいまでは正しくないからね。データベース開発者向けの大部分の広告は、通常は特定のデータベースに言及しないで、SQLのスキルを求めているんです。技術的によく熟練していることとSQLのスキルを持っていれば誰でも、 InterBase を使うことができるでしょう ( それらの人々が MS SQL、 Sybase 、オラクル、または、他のリレーショナルデータベース .. を使うことができるのと同様にね )
Marina Novikova: とても多くのロシアの開発者がFirebirdプロジェクトに参加して、開発に影響を与えているという事実について、どうお考えですか?
Paul Beach: 素晴らしいことだと思っていますよ、ロシアは何度も訪れましたし、ロシアでのカンファレンスで何度か話もしました。ロシアに行った時、大勢のロシアの開発者と会って、彼らはとても良い質問をする人々だったと思ったし、技術的に有能でしたね。
Marina Novikova: よく言われることだけどInterBaseはエイブラムスの戦車にインストールされているそうです。この情報を確認できますか?懐疑論者は弾道計算のために戦車にDBMSをインストールする必要は無いと言っています。でもこれが事実だとすると、何のために必要なんでしょう?
Paul Beach: 「マーケティング」話へようこそ、この話は何年もの間ちょっと手に負えないものになっていたね。何年も前に(記憶に頼って言っているんだけど)、InterBaseは米国陸軍向けの新型火器管制システム(AFTADS)を構築しているMagnavox社という会社とVAR契約を結んだんだ。そのシステムは、予測された標的を狙って射撃するように火器 ( 戦車を含む ) を制御するための中央射撃管制システムだった。InterBase は、このシステムのためのデータベースに選ばれたんだよ。なぜなら、砲弾が火を付けられたとき、局所的に火器管制システムを管理するサーバがクラッシュするかもしれないからなんだ。InterBase は、Magnavox社がテストした唯一のデータベースだった、それは自動的に回復して数秒でオンラインになるだろうとされていた。本当にこのシステムが実装されたのかどうかを私は知らないんだけど。しかし、あなたが言うように、それはInterBaseにとってとてもいい話だということになっている 。
Marina Novikova: InterBase Worldのコミュニティに一言何かお願いします。
Paul Beach: 長く続けて成功しましょう。
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